京義線旧駅舎展示館
列車のかわりに思い出が停車する旧一山駅
一山駅展示館 / 陵谷1904 土堂文化プラットフォーム
一目で確認したいなら
京義線旧駅舎展示館を訪ねてみよう。

韓国
近代文化遺産
「一山駅展示館」

一山駅展示館は 京義中央線一山駅の 2番出口から出てすぐのところにある。京義中央線一山駅が建設されたことで、1993年からこの場所を守っていた 一山駅の時間は止まったと言う。
しかし、希少な旧建物の原型がよく保存されていたため、その価値を認められ 大韓国近代文化遺産に指定された。

展示館に入ると
実は一山駅は独立運動と深い関わりがある。一山駅は 独立運動家らが 監視の目を抜けてソウルに入ったり、中国に渡航したりした通路のひとつだった。
この他にも京義線と 一山駅の歴史を物語る資料と鉄道員体験、スローポスト、そしておしゃれなフォトゾーンが満載なので、歴史の勉強がてら思い出作りにももってこいだ。前述の大規模な万 歳運動が展開された一山5日市の 一山市場が至近距離にあるので、合わせて訪問するにもおすすめだ。



陵谷駅が 1904年から 開業したことにちなんで名付けられた 「陵谷1904」が表す通り、100年の歴史を抱える陵谷駅。大韓民国の 歴史とともに走ってきた 陵谷駅の時間は2009年、駅舎新築によりブレーキがかけられてしまった。
廃駅として放置され、撤去の危機に置かれていたこの陵谷駅を、地域住民と 高陽市が協力して 都市再生 ニューディール事業を通じて 文化空間に再誕生させた。

本館には
訪問客に文化と癒やしを提供し、そのとなりには 「共感1904」と「キチン1904」 が位置している。「共感1904」 は公演と 展示及び各種イベントなどの 多目的空間に活用され、「キチン1904」は共用キッチンとして住民に クッキンググラスなどの 料理教育を 提供する場として活用されている。
旧陵谷駅には 列車の音はもう聞こえなくなったけれども、陵谷1904土堂文化プラットフォームでは 文化と癒やしを乗せて次の駅に走る 跳躍の音が鳴り響いている。
